第38回料理研修会を開催

3月8日(水)午後2時30分から、京都府調理師会第38回料理研修会が開催され、多くの参加者が勉強の場を持ちました。

この料理研修会は、京都調理師専門学校の学生を含む若手調理師を対象として年間2回の開催としており、これまで夜間開催としていた研修会を、昼間開催として実施しました。

研修会では京都府調理師会の正会員をはじめとして一般参加者も多く、京都調理師専門学校の学生など、多くの方々が調理技術向上のため参加されました。

御所西 京都平安ホテル 和食料理長 髙木 洋 先生

今回の講師は御所西 京都平安ホテル 和食料理長 髙木 洋 先生でした。

髙木先生は30年にも及ぶ勤務経験を持ち、御所西 京都平安ホテル 和食料理長に就任後、平成27年度には京都府優秀技能者表彰「京の名工」を受賞されました。

また、京都府調理師会では理事として後進指導にも尽力されています。

講習は「和食のボーダレスを探る」と題し、鹿肉の軽い燻製と酢取野菜 マンゴーソース、牛ほほ肉の葡萄酒煮、筍と貝柱のクリーム仕立て、を展開頂きました。

これまで扱ったことのない食材に西洋料理の技法を加えることで、より複雑な美味しさを醸しだし、とても勉強になりました。

特に、鹿肉の加工品について、これまでの和食調理で扱うことがなく、安全な処理や流通について学びを得ることが出来ました。

分野を超えて調理の科学性を追求することで、持ち味を最大限に引き出す新たな展開となり、大変興味深いものでした。

講習風景
講習中 髙木先生
牛ほほ肉
筍と貝柱のクリーム仕立て
鹿肉の軽い燻製と酢取野菜マンゴーソース
牛ほほ肉の葡萄酒煮

京都府調理師会として今後もより良い料理研修会となるよう、しっかり努めていきたいと思います。合掌

ページ先頭へ