第47回 研修会を開催

3月8日(木)1時30分から、京都府調理師会2018年度、第47回研修会が京都調理師専門学校で開催され、多くの参加者の出席を得て終了しました。

飯先生

我が国を訪れる観光客は年々増加し、訪日外国人の一番の楽しみは日本での食事とされ、また外国人の好きな海外の料理の1位に日本料理が選ばれるなど、和食がとても注目されています。

講習ではこれらの和食の特徴について触れ、伝統文化である茶道の知識も深めました。

飯先生

近年は家庭でお茶を淹れることが少なくなり、お茶はペットボトルで購入する時代となりました。それが原因なのかは別として、煎茶の正しい淹れ方が小学校家庭科のカリキュラムに導入されています。

それを裏付けるように、1世帯当たりのリーフ茶消費量が低下傾向にありながらも、ペットボトル飲料で緑茶飲料が消費を伸ばしています。

飯先生

その上で、我が国のお茶の生産現況(2016年度)について学びました。まずはお茶の生産県と生産の特色を学び、静岡県が日本一の生産面積を持ち、2位が鹿児島県、3位が三重県、4位が京都府でした。静岡県は煎茶、深蒸し煎茶が全国1位の生産量で、京都府は玉露と抹茶生産が全国1位でした。

飯先生

京都府の生産現況を調べてみると、この10年間の生産量は横ばいの状況ですが、抹茶原料の碾茶(てんちゃ)に限れば2.4倍に生産量が伸び、煎茶が58%の減少となっています。

一方で、茶筅を使って飲む抹茶は宇治碾茶と呼ばれ、生産方法に厳格なルールを定め、棚で被覆して光を遮ること、遮光は20日間以上とすること、必ず手摘みであること、5月の新茶の収穫に限ることなどが決められています。

この宇治碾茶は生産に大きな労力と人手を要することから生産量は横ばいですが、大きく伸長したのが機械摘みの抹茶で、抹茶アイスや抹茶入りクッキーなど製菓用の抹茶が伸びていることが分かります。

これら、製菓用の抹茶は苦みを砂糖で抑制できることから、単独で抹茶として飲むには苦くて不向きです。

近年は茶道人口も減少し、飲用抹茶の消費量も減少傾向ですが、製菓用の抹茶の生産が伸びているのも面白く感じました。

京都府調理師会では引き続いて、様々な研修会を企画していきたいと思います。

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